【2024年6月更新】令和6年度オンライン診療報酬改定の医学管理料について
本記事は「オンライン診療を行った場合の医学管理料」について、クレドメディカルの田中が医師の為に記載した文書です。
より詳しく知りたい先生はこちらからお問い合わせください。
〈目次〉
1.オンライン診療の医学管理料に係る評価の見直し
2024年度(令和6年度)の診療報酬改定では、令和4年度診療報酬改定において新設された「情報通信機器を用いた場合」(オンライン診療)の初・再診料の点数に変更がありました。
<今回(令和6年度)のオンライン診療の変更項目>
【情報通信機器を用いた場合の評価】
●初診料(情報通信機器を用いた場合) 253点 (令和4年比 +2点)
●再診料(情報通信機器を用いた場合) 75点 (令和4年比 +2点)
オンライン診療による初診料・再診料ともに2点上方修正されています。
オンライン診療での初診は253点で、対面での初診料(291点)と比べ低い点数となっています。
オンライン診療での再診料は75点で、対面での再診料と同じ点数となります。
つまり、在宅持続陽圧呼吸療法(CPAP)を行っている患者に対して、オンライン診療により指導管理をした場合にも218点が算定できるようになりました。
4.生活習慣病管理料(Ⅱ)
生活習慣病管理料は、脂質異常症、高血圧症、糖尿病を主病とする患者の総合的な治療管理を目的とする管理料であり、2024年度(令和6年度)の診療報酬改定において従来の検査、注射、病理診断などを包括する「生活習慣病管理料(I)」と、検査等を包括しない「生活習慣病管理料(II)」に分離されました。
【情報通信機器を用いた場合の評価】
●生活習慣病管理料(I) …オンライン診療不可
脂質異常症を主病 610点
高血圧症を主病 660点
糖尿病を主病 760点
●生活習慣病管理料(II)
対面診療 333点
オンライン診療 290点
上記の通り、生活習慣病管理料(II)についてはオンライン診療が可能となり、点数は対面診療の場合と比べ低くなり290点となります。
(※「生活習慣病管理料」については、下記コラムにて詳しく解説しています。
https://www.credo-m.co.jp/column/detail/hosyu/15679/ )