クリニック向けSEO対策の基礎「YMYL」と「EAT」
本記事は「クリニック向けSEO対策の基礎「YMYL」と「EAT」」について、クレドメディカルが医師のために記載した文書です。
より詳しく知りたい先生はこちらからお問い合わせください。
<目次>
1. SEOとは
SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、日本語に訳すと、検索エンジン最適化となります。
GoogleやYahoo!などの検索サイトでキーワード検索されたとき、自院のホームページが上位に表示されるために最適な対策を取るという意味です。
医院・クリニックはホームページをただ運営しているのではなく、検索エンジンを意識して、検索順位アップ・上位表示に結び付ける「検索エンジン最適化=SEO」を行う必要があります。
2.クリニックで行うSEOとは
適切なSEO対策を行い、病院・クリニックなどの医療系サイトがGoogleなどの検索結果で上位表示できれば、集患・増患の最大化につながります。
ただし、医療系サイトのSEO対策では、一般的なホームページとは違い、「YMYL」「EAT」に関する知識が必要になります。
では、その「YMYL」「EAT」とは何でしょうか?
3.YMYLとは?
YMYLとは『Your Money or Your Life』の頭文字をとった略語で、直訳すると、『あなたのお金もしくはあなたの人生(生活)』です。
YMYLは『人に関わるお金や健康、人生そのものに多大な影響を与えかねないページ』を意味していて、Googleの品質評価ガイドラインで定義された項目です。
例えば、特殊な病気を患っているユーザーがその症状や対処法について調べていたとします。
そこで検索して表示された情報が間違っている場合、ユーザーへ重大な影響を与える可能性があります。
本来はすぐに病院へ行くべきなのに、誤った情報を鵜呑みにして放置すれば、取り返しのつかないことになるかもしれません。
このようなことから、Googleはお金や生活に関わるキーワード、いわゆる「YMYL」においては、他の業界のキーワードより、安易に検索上位表示しないようにしています。
つまり、一般的な業界のキーワードより病院やクリニックなどの医療系サイトのSEO対策が難しいということになります。
4.EATとは?
「EAT」とは、Googleの検索品質評価ガイドラインにおける、ページ品質評価の最重要項目です。
・Expertise(専門性)
・Authoritativeness(権威性)
・Trustworthiness(信頼性)
この3つの項目の頭文字をとって、「EAT」と呼ばれています。
EATは医療系のサイトだけではなく、すべての業界のSEO対策で重視されています。
他の業界においては「EAT」が不十分であっても上位表示できる可能性があります。
しかし、医療系サイトのSEO対策において医療に関するコンテンツはYMYLに該当するため、「EAT」が特に重視されています。
5. まとめ
病院やクリニックなどの医療系サイトは競合が多いため、せっかくホームページを持っていても、見てもらえなければ集患・増患にはつながりません。
集患・増患を最大化するためには、積極的にホームページのSEO対策に着手することが大切です。