クリニックのLINE活用 ~集患対策から患者満足度対策まで~
本記事は「クリニックのLINE活用」について、経営コンサルタントの西山が医師のために記載した文書です。
より詳しく知りたい先生はこちらからお問い合わせください。
〈目次〉
1.クリニックの情報発信に関するお悩み
「休診情報や診療時間変更などの情報を患者さんへ確実かつ迅速に届けるには?」
この患者さんへの情報伝達の課題はクリニックのお悩みの中でも大きなお悩みの一つです。
クリニックの情報伝達に関するお悩み
「休診情報や診療時間変更をどうやって患者さんに周知するか?」
「台風や緊急の用事などで当日の診療を急遽休診にする場合、どうすれば良いか?」
「ワクチンの予約開始など、タイムリーにお知らせしたい」
「ホームページや院内掲示だけでは、情報伝達が不十分だと感じている」
休診情報などを前もって告知していても、ある患者さんは知らずに来院してしまい、後日クレームを受けたという経験のある先生もおられるのではないでしょうか。
ホームぺージや院内に掲載しているだけでは、患者さんが自ら情報を取りにいかなければ情報に辿りつけません。
2.LINEがクリニックの情報発信に有効な理由
国内最大のSNSであるLINEは、10~50代においては80%以上、60代においても50%以上の利用率を誇り、老若男女問わず利用されているSNSです ※1。
※1:LINE株式会社 マーケティングソリューションカンパニー発行 LINE Business Guide(Summary)2021年1~6月期版参照
LINEがクリニックの情報伝達に有効な3つの理由
- お友達登録してくれた患者さんにメッセージを一斉送信できる
- プッシュ通知によってメッセージが開封されやすい
- HPやWEB予約ページに誘導できる
LINEの特徴は、メッセージのプッシュ通知によって、患者さんのもとにメッセージが到着してから、比較的早い段階で開封されやすい点です。
更に、より詳細な情報を知りたい患者さんに向けては、配信メッセージやリッチメニュー内にHPや予約ページのリンクを掲載することで、HPアクセスや来院予約に誘導することもできます。
また、メッセージ配信の予約機能を使えば、配信予定日までにスタッフさんが業務の空いた時間にメッセージ作成をコツコツと進めることができます。
このようにLINEは、クリニックHPのお知らせ欄を更新するような作業イメージで、より多くの患者さんに情報をタイムリーに届けることができるツールなのです。
3.クリニックのLINE活用事例
クリニックのLINE活用事例を以下にご紹介します。
クリニックのLINE活用事例
- 診療カレンダーの送付
- ワクチンやその他の予約開始の連絡
- 季節のお役立ち情報の配信
- コラム更新の連絡
- アンケートのお願い
診療カレンダーは前月の月末か当月の月初に送付して、患者さんがその月の来院計画を立てやすいようにする工夫が見られます。
また、各種の予約開始連絡においてはLINEお友達に対して先行的に情報を送り、LINEお友達のメリットとして打ち出しておられるクリニックもあります。
その他にも、季節のお役立ち情報の配信では、その時期に発症しやすい病気の予防策に加えて受診の目安などを伝えることで受診のキッカケづくりをする工夫が隠されています。
このようにLINEを活用した情報発信で、患者さんの来院をただ待つのではなく、患者さんが来院してくれるような働きかけをクリニック側から主体的に行うことが重要であることが分かっていただけるかと存じます。
4.まとめ
本記事では、クリニックの情報発信手段の1つとして、LINEの活用メリットと実際のクリニックのLINE活用事例を紹介してまいりました。
まだLINEを活用されていないクリニック様におかれましては、1ヶ月当たりのメッセージ配信数が1,000通以内であれば無料でご利用いただけるので(2022年1月時点)、まずは気軽に試していただければと存じます。
また、既にLINEを活用されているクリニック様におかれましては、お友達登録をいかに増やしてより多くの患者さんに情報発信をできるようにするか、クリニックでの取り組みをご検討いただければと存じます。
弊社ではクリニックのLINEを初めて開設される方向けにクライアント以外の先生方に対しても、アカウント開設手続き~初期設定までの一括サポートプランやLINEのメッセージ配信をお手伝いさせていただくプランをご用意しておりますので、そちらもご利用いただければと存じます。
本記事についてより詳しく知りたい先生、またはクリニック経営においてのご相談はこちらからお問い合わせください。