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2022.09.12

セミセルフレジや自動精算機は導入すべき?

本記事は「セミセルフレジや自動精算機は導入すべき?」について、経営コンサルタントの中角が医師のために記載した文書です。
より詳しく知りたい先生はこちらからお問い合わせください。

 

 

 

〈目次〉

  1. セミセルフレジや自動精算機の導入を決めたクリニックの特徴
  2. セミセルフレジや自動精算機導入のメリット・デメリット
  3. セミセルフレジや自動精算機の導入を決めた際の注意点

 

1. セミセルフレジや自動精算機の導入を決めたクリニックの特徴

 

近年、セミセルフレジや自動精算機を導入するクリニックが増えてきています。
セミセルフレジや自動精算機の導入を決めた弊社クライアント様の特徴としては下記5点が挙げられます。

・締め作業に時間がかかり残業が多い
・釣り銭間違いが多々起きている
・事務スタッフがなかなか定着しないので人がいない
・会計待ちの時間が長くかかっている
・コロナ禍によるスタッフ同士や患者さんとの非接触を意識した

上記の悩みが当てはまる場合は、セミセルフレジや自動精算機を導入することで改善を図ることが可能です。

 

セミセルフレジや自動精算機だけに留まりませんが、何か新しいモノをクリニックに導入する際は上記のように「導入の目的をはっきりさせること」と、「導入によって得られるメリットとデメリットを精査すること」が非常に大切です。

 

 

2. セミセルフレジや自動精算機導入のメリット・デメリット

 

セミセルフレジや自動精算機導入のメリット・デメリットを紹介します。

 

<メリット>

●業務の効率化
まず、セミセルフレジや自動精算機を導入することで事務受付スタッフの業務を減らせることが大きなメリットです。
会計業務そのものがなくなることで受付対応や電話対応にも余裕を持って対応することができます。
また受付業務が減った分、介助スタッフやクラークの育成に受付スタッフを回すことができるため診察効率向上にもつながります。

 

●人件費の削減
釣銭間違いが起きませんので締め作業が楽になり残業を減らすことができます。
その結果、人件費の削減につながります。

 

●会計待ち時間の減少
セミセルフレジや自動精算機の導入により一連の動作で支払いが進むため、本来一人の患者さんに対してかけていた会計時間を短縮できます。
受付窓口との使い分けをすることでより効率的にお会計を進めることができます。

 

 

<デメリット>

●初期費用とランニングコスト
セミセルフレジや自動精算機導入においてのデメリットは、初期費用が高額なこと月々のランニングコストがかかることです。
また、必要なオプションを揃える毎に金額が上がるため、必要なオプションと必要ではないオプションの見極めが大切です。

 

●設置場所に困る
新しく開院するわけではない場合、会計動線の見直しが必要になります。セミセルフレジや自動精算機にはカウンター型やスタンド型といった種類があります。
カウンター型を設置する場合はレジ周りの工事が必要になるケース、スタンド型を設置する場合は置く場所によって入口付近が混み合うケースが出てきます。

 

 

3.セミセルフレジや自動精算機の導入を決めた際の注意点

 

先生が忙しいスタッフの業務負担を軽くしようと考えて導入を決めた際でも、上手く伝わらなければ「新しい業務が増える」とスタッフが感じる場合があるため導入の際は話し合いをした方がスムーズです。
特にIT系が苦手な方にとっては、操作が簡単だというのにも関わらず強い抵抗感を示す場合がありますので注意が必要です。
スタッフを安心させるためにもシステムトラブルが起きた際の対策や運用ルールを事前に決めておくことが大切です。

 

また、セミセルフレジや自動精算機の導入によって業務に余裕ができた場合には、その分患者さんに対する接遇を強化することをスタッフに促していくことも大切です。
会計の自動化により患者さんとの接点が減りますので、お見送りの際の声掛けを徹底することや電話対応をより強化することで、患者満足度を更に上げることが可能になります。

 

セミセルフレジや自動精算機の導入の際に役立てていただけますと幸いです。

 

 

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