■検査ができる体制を整える

まずは、睡眠状況や日中の行動について問診を行い、検査が必要だと判断しましたら、「簡易検査(アプノモニター検査)」「精密検査(PSG検査)」の順に検査をしていきます。

【簡易検査(アプノモニター検査)】
睡眠時無呼吸症候群外来を掲げている医療機関では、簡易検査機器は自院で貸し出ししているケースがほとんどになりますので、まずは簡易検査用の機器を購入し、貸し出しができる体制を整えましょう。

簡易検査後、検査結果についてご説明していただきます。
簡易検査の結果、睡眠時無呼吸症候群の可能性が高いと判断されましたら専門的な治療の適否を判断する目的で精密検査を行います。

【精密検査(PSG検査)】
PSG検査は、検査可能な病院と連携して検査入院していただく流れが一般的ですが、自院で検査できる設備を整えたり、自宅で行える精密検査を導入されているクリニックもあります。
検査結果を踏まえて、今後の治療方針についてご説明していただきます。

■マーケティング

・睡眠時無呼吸症候群ページの作成
自院のホームページに睡眠時無呼吸症候群について紹介するページが必要です。
すでにページを掲載されているようでしたら「睡眠時無呼吸症候群+(エリア名)」もしくは「いびき+(エリア名)」で検索した際に自院のサイトが何番目に表示されるかを確認してください。
上位に表示されていないようでしたら対策が必要です。
また、他の疾患ページと同じページに掲載されているとしたら、睡眠時無呼吸症候群のみを掲載しているページを作成してください
専用ページがあるかどうかで検索順位に大きく差が出てきます。
まずは睡眠時無呼吸症候群で悩んでいる患者さんに自院のサイトを知ってもらうことから始めます。

・専門サイト作成
睡眠時無呼吸症候群ページの閲覧数が増えてきたら、より専門的な睡眠時無呼吸症候群の専用サイトを作成するとよいでしょう。専門サイトがあることでより広い診療圏の患者さんに来院していただくことが狙いとなります。場合によっては、費用をかけてGoogleやYahooなどの検索エンジンの検索結果に連動して表示されるインターネット広告(リスティング広告)を使って瞬発的に集患することもひとつです。

・睡眠時無呼吸症候群の院内告知
院内マーケティングとしてポスター掲示、医院案内への掲載、LINEでの発信などを行うようにしましょう。
睡眠時無呼吸症候群の検査・治療の流れを知ることができる案内冊子なども効果的です。
また、睡眠時無呼吸症候群は、ご家族が悩まれているケースが多いため、院内告知を行う際にはご本人のご家族向けの訴求内容にすることで集患につながる可能性もあります。

■オペレーション

簡易検査でAHI(無呼吸低呼吸指数)が40回以上、もしくはPSG検査にてAHI20回以上の睡眠時無呼吸症候群と診断された患者さんであれば、CPAP治療は保険適応になります。尚、そのためには原則月1回の定期通院が必要となります。

CPAP治療では、この定期通院をいかにして継続していただくかが重要です。

通常順番予約のところ、時間予約で対応するのか、もしくは予約不要として来院時に即対応するのか、いずれにしてもクリニックとして睡眠時無呼吸症候群患者へのサポート体制を築くことが必要です。

 

より詳しくお知りになりたい場合は是非弊社までお気軽にご相談ください。
無料経営相談はこちらから