【終了】第3回 耳鼻咽喉科 院内体制強化セミナー|2013年2月3日東京
- 開催日時:
- 2013.2.3
- 開催場所:
- 東京
皆さま、こんにちは。クレドメディカルの代表の志賀です。
弊社では“耳鼻咽喉科に特化した”経営ノウハウを基に、耳鼻咽喉科医院の総合的なサポートを行う コンサルティング活動を展開しています。
今回は耳鼻咽喉科医院における、「分業、権限委譲」をテーマにしたセミナーのご案内です。
耳鼻咽喉科医院で共通的な組織上の問題点として、下記のような課題が挙げられます。
●患者人数が多くなると(特に冬~春)、診療時間が長くなり、院長もスタッフも疲弊してしまう。だからといって、患者の一人当たりの診療時間をこれ以上短くすることは患者離れを引き起こしそうで怖い。
●スタッフが殆ど女性で占められる為、又その人数も多くなるため組織のコントロールが難しい。
●耳鼻咽喉科専門医の少なさもあり、クリニックレベルでは勤務医のドクターを採用するためのハードルが高く、どうしても院長一人での診察になってしまう。
●看護師が他科に比べて集まりにくく、問診補助や補足説明のために人員を割くための人的余裕が無い。
昔の耳鼻咽喉科診療であれば処置を行い、「次は明後日きてください」だけで良かったかもしれません。
ただ、それだけでは今の時代に患者様は納得されません。
インフォームド・コンセントや個人情報保護、セカンドオピニオンetc.、
いずれも耳鼻咽喉科医院の先生方にとって注意を要求される項目が増えてきたような気がします。
「昔はよかった」・・・そのように思われる方も少なくないでしょう。
しかし、です。
その一方で、これまでの耳鼻咽喉科医院とは一線を画すような新しいスタイルを採り入れたクリニックが、患者様の爆発的な支持を得ている事実をご存じでしょうか?
貴方の思考は浦島太郎になっていませんか?
ここ数年で、医療機器の供覧性の向上や、IT機器の普及などでドクターが長々と説明を行わずとも患者様に納得頂ける環境を整備することが容易になって参りました。
「どうせ患者にはしっかり説明をしたとしても理解をしてもらえない・・・」
「ウチの医院ではドクターが説明しないと患者は納得しないので・・・」
外部環境が変わっていることに気づかず、自らの既成概念に凝り固まってしまい、時代に取り残されてしまう「浦島太郎化」。
それを防ぐためにも、最新の耳鼻咽喉科診療のスタイルがどのようなものかを学んで頂ける内容を盛り込んだセミナーを開催致します。
ドクター1人で患者様を診療するのではなく、チームで診療するという発想。これが可能になれば、患者様1人にドクターがかける診療時間を短くしても、満足度を下げずに(むしろ上げることが可能です)診療を行うことができます。
そうすれば1日に150人、200人の患者様がお越しになられたとしても、ドクターもスタッフも疲弊することなく皆が士気高く診療を続けることが可能になります。
上記の診療スタイルを確立するためには、
簡単に分けて上記のようなステップを踏んでいくことが必要になります。
この中でポイントになるのはSTEP3~4の段階、いわゆる「権限委譲(≒任せる)」の部分です。
セミナーではステップごとの具体的取組み方法と、どのようにすればスムーズに権限委譲を行い、患者様の満足度をむしろ高めながら、ドクターの負担を減らすことができるのか?
を詳細にお伝えする予定です。
今回のゲスト講師には
徹底した権限委譲の下でチーム医療を推進され患者様の圧倒的支持を得られている、
医療法人梅華会 梅岡耳鼻咽喉科クリニック、梅岡比俊理事長にお話し頂きます。
梅岡理事長は兵庫県西宮市にてクリニックをご開院後、診療システムの構築やスタッフ教育に取り組み、
開院当初より単月収支黒字を達成され、増え続ける患者様とお待たせしない配慮から、
本院開院からわずか3年で分院を開設されました。
そしてその分院もわずか1年も経たないうちから、大変多くの患者様がお越しになられるようになっています。
本院は開設以来のひと月あたりの新規患者数(初めて来院される患者様の数)が現在も平均300名超/月、分院に至っては400名超/月を超える方が毎月新たに来院され、なんとその約半数が口コミによってお越しになられています。
これだけ多くの方が口コミで訪れる背景には診療に対する満足度の高さが背景にある訳ですが、ドクターによる診療は平均で3分を切っており、チーム医療の徹底によってドクターだけに負担が偏ることのない体制を築かれています。
(こちらに関しては、右記、日本医療企画様発行 「クリニックばんぶう2012年9月号」にも梅岡耳鼻咽喉科クリニック様の特集記事が掲載されておりますので、ご参考ください。)
診療時の梅岡耳鼻咽喉科クリニックでは接遇、電子カルテオペレーション、検査オペレーション、補足説明、アフターフォロー、様々な場面でスタッフ達が主体的に活躍されている場面を目撃します。
どのようにしてそのような体制を構築されたのか?その為にどういった教育方法を採用しているのか?
本院の開業からわずか4年足らずでここまでの満足度の高いクリニック2院を、ドクターに過度の負担をかけることなく運営されている秘密を当日お話し頂きます。
本セミナーでお伝えする詳細内容は・・・
【医療法人梅華会 梅岡理事長より】
●私が本院開業3年で分院を出すことができた理由 ~人に任せることの本質~
●法人の中核をなす、複合チャネルで患者様に疾患への理解を深めてもらうための診療システムを大公開
●院長への信者化はNG!?クリニック全体を好きになってもらうという発想
●徹底的な情報提供で患者様の信頼を得るための多角的ウェブサイト戦略
●権限委譲の徹底!週に1度は診療から離れ、法人全体を振り返ることができる管理体制
●「できない」のではなく「やらない」だけ。前に進み続ける為の思考法
●異業種に目を向ける!耳鼻科の当たり前を打破するためのインプット法
●スタッフが本院・分院に分かれて勤務しても連絡が密に取れる、低コストクラウド活用術
●当法人が目指すビジョナリークリニックとは?
●医院の根幹を支える採用戦略とスタッフ育成システム
●スタッフへの感謝の気持ちを伝えるために私が続けていること
【クレドメディカル代表 志賀より】
●今年の春から耳鼻咽喉科医院を取り巻く環境が激変する可能性!?その理由と対策とは?
●競合が出現して患者が減少する医院、減少しない医院の違い
●税理士や会計士は絶対に教えてくれない、
耳鼻咽喉科医院が安定運営を行うための最重要数値指標
●診療点数×診療スピード。医院のステージ(来院患者数)で異なる、克服すべき課題
●耳鼻科で3分は遅い?適正な診療時間の考え方
●浦島太郎になる前に・・・。
5年でこれだけ変わった低コスト・高性能の耳鼻咽喉科医院を取り巻くIT環境と運用法
●貴方の説明は本当に伝わっているのか?ベテランドクターに多い、ムンテラの落とし穴
●就職難の現在は優秀な人材確保のチャンス!将来の医院を担う幹部候補の採用手法
●いつも忙しいのは院長のせい?院長・従業員が毎日の残業から開放されるために必要なこと
弊社、クレドメディカルは耳鼻咽喉科に特化したノウハウを有し、
その中でも「開業前」ではなく、「開業後」に重点を置いたコンサルティング
を展開して参りました。
その中で、サージセンターの増加然り、患者の平均通院回数の減少(一人当たり実日数の減少)然り、ここ数年においても、耳鼻咽喉科医院を取り巻く環境が大きく変化していることを実感します。
そのような中で継続して発展を続けている医院に共通するのは、
「自らの固定観念に固執せず、外部環境を踏まえて自ら変化を続けている医院」 です。
今回のセミナーは、繁忙期を前にすぐに役立てるノウハウを提供するだけでなく、先生方に驚きと共に新しい視点・可能性を得て頂ける内容であると確信しています。
自ら変革を続けられる強い医院を作っていただくための第一歩として、またこれからの花粉シーズンに備え即効性のある対策を立てるためにも、このセミナーをご活用して頂ければ幸いです。
セミナー当日、先生方にお会いできることを楽しみにお待ちしています。
追伸
弊社ではお二人目様以降のご参加には割引価格を設定しております。
お一人でお越しになるよりも、スタッフと一緒にお越しになられることで取り組みへの理解度と実行力が格段に高まります。
是非お声掛けいただき、一緒にご参加ください。
講座内容
当日のプログラム内容 (講座構成は当日変更の場合がございます。ご了承ください)
(講座構成は当日変更の場合がございます。ご了承ください)
【第1講座】 | 理想の耳鼻咽喉科診療を目指して~現状把握と目標設定~
講師:株式会社クレドメディカル 志賀 |
【第2講座】 | 分業と権限委譲の徹底によるチーム医療実践手法 ~スタッフに活躍してもらい、患者様の信頼を深める診療体制を構築する~ 講師:医療法人 梅華会 理事長 梅岡比俊様 |
【第3講座】 | 1人3分以下の診療でも患者満足度を高められる、診療システム構築法大公開 ~ドクター1人に頼らず、疲弊しない組織をつくるための事例公開 講師:株式会社クレドメディカル 志賀 |
【最終講座】 | 本日のまとめ&質疑応答
講師:株式会社クレドメディカル 志賀 |
講師紹介
2008年、兵庫県西宮市にて梅岡耳鼻咽喉科クリニック開設。
開設当初より患者満足度の高い診療と、疾患への理解を患者に深めてもらった上で治療を進める診療スタイルが評判を呼び、多数の患者が来院。
当初は理事長自らが説明や指導を行うスタイルだったが、増加を続ける患者数に対応するため、ドクター1人の力量に依存した診療スタイルからチームで診療を行うスタイルへの改革を決断。
教育論・マネジメント論を徹底的に学び、成功している耳鼻咽喉科医院や他業種の事例を研究。
ドクターの役割、コメディカルの役割を再定義した上で分業・権限委譲の実行を実践し、耳鼻咽喉科診療所に適したチーム医療の体制を作り上げる。
改革の範囲は、電子カルテの運用方法から理念教育・採用・接遇まで多岐に渡り、現在もその改革は継続されている。
2011年、増加する患者に質の高い診療の提供を確保するため、本院より約1.5km離れた阪神西宮駅前に分院を開設。
その成長スピード、決断スピードの速さもさることながら、チーム医療による患者満足度の極めて高い診療が評判を呼び、次世代型の耳鼻咽喉科クリニックとして新規開業を志すドクター達からの見学申込も多数。
現在、出版社からの依頼を受け、開業から現在までの軌跡を記した書籍を鋭意執筆中。
大阪大学経済学部を卒業後、大手食品酒類総合メーカーでのマーケティング経験を経て、株式会社船井総合研究所に入社。在職中は医療業界を中心にコンサルティング活動を展開。
耳鼻咽喉科においては、耳鼻咽喉科医院特有のコンサルティング手法を確立し、国内における耳鼻咽喉科医院専門コンサルティングの第一人者としての認知度から都道府県の耳鼻咽喉科医会や製薬メーカーの主催セミナーで講演を実施。
2011年に株式会社クレドメディカルを設立。耳鼻咽喉科医院の特性上から、理事長・院長の多くが繁忙さや組織面での多くの問題を抱えていることに着目。クライアントの耳鼻咽喉科の売上規模も数億から数千万円まで多岐に渡るが、単なる医院業績アップのみではなく、激動する外部動向に左右されない「強い組織」の構築を支えている。