新卒の3年以内離職率は約3割
厚生労働省が発表した令和4年度の新規学卒就職者のデータによると、
新規高卒就職者で37.9%、新規大卒就職者で33.8%が3年以内に離職していると報告されています。
特に医療・福祉領域においては、3年以内離職率は高卒で49.2%、大卒で40.8%と他業種に比べて高い水準にあるだけでなく、年々離職率は高まっています。
このデータからもわかるように新卒の方を採用してもうまくクリニックに馴染めないなどの要因で、せっかくかけた採用コストも無駄になってしまうことがよくあります。
無事採用できたとしても、新卒の若いスタッフの考え方や価値観の変化についていけないという先生も少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、世代の遷移と“Z世代“の方々の特徴と、マネジメント論についてお話します。
Z世代の語源は、もともとアメリカで1965年~1980年頃に生まれた世代が「ジェネレーションX(X世代)」と呼ばれており、カナダの作家ダグラス・クープランドの著書『ジェネレーションX』に由来しています。
世代の遷移
*年代には諸説あります。
<X世代 1965年~1980年頃生まれ>
この世代の年齢は、40~50代半ばで日本では、高度経済成長期も終わり「団塊ジュニア世代」、「ポスト団塊ジュニア」と呼ばれている世代です。
この世代の特徴は、
・競争意識が強い
・現実的で責任感が強い
・消費に堅実で貯金好き
といった特徴があります。
また、この世代は携帯電話やインターネット環境が整い始めた時代でデジタルイミグラントと呼ばれています。
<Y世代 1980年~1995年生まれ>
この世代の年齢は20代半ば~40代前半で、日本ではバブル崩壊後の「失われた20年」と呼ばれる景気低迷期で就職難、収入源など経済的に厳しい経験をしており、「氷河期世代」と呼ばれました。
この世代は、
・安定性を求め保守的
・自我が強く個人主義
・モノ消費よりコト消費
といった特徴があります。
またこの世代は、「ミレニアル世代」と呼ばれX世代より情報リテラシーが高い傾向にあります。
<Z世代 1990年後半~2000年頃>
この世代は10代後半~20代前半で、まさに今から社会人へとなっていく世代です。
時代背景としては、リーマンショックなど経済不況に見舞われましたが、インターネットが急激に普及し、デジタル社会に変化しました。
情報に関しては、生活の中にデジタル製品が当たり前になりミレニアム世代よりさらにデジタルに強く、インターネット検索よりSNSによる情報収集を多用し、購買の判断も十分納得して行う傾向があります。
新社会人であるZ世代の方達がクリニックの一員として活躍するためには、特徴をしっかり理解した上でマネジメントする必要があります。
Z世代のマネジメント
ポイント1:ソーシャルネイティブ
Z世代は、スマホを使いこなしSNSで情報収集だけでなく、自身について発信することも抵抗がありません。
医院のマーケティングにおいても今やホームページだけでなく、LINEやInstagramなどSNSで医院の情報を発信されている所も多くあります。
内科医院であれば、LINEを使って生活習慣病の啓蒙やワクチン接種の案内各種感染症の発生状況を発信されている医院もあります。これらの発信をZ世代の方たちに任せてみてはいかがでしょうか。
Z世代の方たちは、SNSでの発信に慣れており、お友達などの登録数を増やす対策にはこれ以上ない人材と言えます。そして役割を与えることが、若いスタッフのモチベーションアップに繋がります。
ポイント2:社会問題への関心が強い
Z世代は、SNSやインターネットで世界中のニュースや情報に触れ社会問題への関心が高いです。
そして、自身が「誰に」、「どのように」役立っているのかという視点を持っています。
これは仕事に対しても同様で、自分が何を目的として仕事をしているのかということをしっかり理解させてあげる必要があります。
内科医院であれば、患者さんへ検査結果や治療方法を伝えるだけでなく、患者さんとその家族に安心して過ごしてもらうために、
・生活の中での取り組み
・家族にサポートしてもらうための取り組み
も伝えて患者さんの健康を守るための総合的な医療提供をする」などの医院としての価値観を共有することも大切です。
先生を始め、リーダーや先輩スタッフの方の意識や考え方を伝えてあげてください。
ポイント3:多様性を受け入れる
Z世代は若い頃からインターネットを介して海外や様々な立場の人たちの考えに触れているため、年齢、性別、国などで差別することなく様々な価値観を受けいれることができます。
仕事においても、ミーティングなどで自身の意見を言ったり折衝の場面での活躍が期待できます。
しかし、多様性に合わせてハラスメントなどの問題にも関心が特に高いためマネジメントする側もハラスメントに当たる言動には今まで以上に注意が必要です。
ポイント4:自分らしく働きたい
Z世代は、多様な価値観を認めるので自身の個性も尊重します。
自分の価値観に合った仕事、職場で働きたいと考えており、仕事だからしなければならないという考えを嫌います。
また、Z世代は出世より「ワークライフバランス」が大切と考えており、プライベートの時間を重視し、残業などを極端に嫌う傾向があります。
なので、医院全体で飲み会などコミュニケーションの一環として参加させたいという気持ちはあるかもしれませんが、の価値観の違いを理解しておく必要があります。
まとめ
採用難と言われる昨今先生方の医院もスタッフを採用するのが難しいというのは実感されているのではないでしょうか。
だからこそ、若いスタッフの考えを少しでも理解し、活躍の場を与え将来貴院にとって無くてはならない存在として育てていくこともご検討ください。
我々コンサルタントも貴院に合った方を見極める採用や若いスタッフさんに対しての研修について全力でお手伝いさせていただいております。
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