20代の業界未経験コンサルタントが直面しやすい壁とは
こんにちは。経営コンサルタントの柳です。
この記事を読まれている皆様は
未経験からコンサルティング業界への転職を検討されていると思いますが、
新しいことへの挑戦には「先が見えないこと」による不安がつきものですよね。
「経営コンサルタントの仕事が自分に務まるのか」
「理想とするキャリア形成や自己成長ができるのか」
「会社の雰囲気に馴染めるのか」
不安の形は様々かと思いますが、それらは実態を知ることで解消できます。
そこで今回は、20代で異業種からコンサルティング業界に転職した私の経験に基づいて
未経験の新人コンサルタントが直面しやすい壁を2つご紹介します。
1.質問すること
クレドメディカルの経営コンサルタントが一人前になるために習得すべきは
医療業界に関する知識、コンサルティングの技能、クレドメディカル独自のノウハウ等です。
※コンサルティングの技能についてはこちらの記事を参考になさってください。
そして、これらの知識やスキルをコンサルティングに活かすには「知っている状態」ではなく
「自ら活用・実践できるレベル」になっていなければなりません。
そのため、新しいことを学ぶ際はあらゆる側面から想像力を働かせて実践を想定する必要があり、この点に最も難しさを感じます。
その上で疑問点があれば質問して解消しますが、自分が知りたいことを正確かつ簡潔に伝えることも重要です。
また、質問が即座に出てこないことや、タスクに取り組む中で想定外の疑問が生じることもあります。
そのような場合は質問の機会を逸しないようにすることも大切で、
できる限り一週間以内に上司や先輩に声を掛けるようにしています。
質問の内容、仕方、タイミングはコンサルタントとしての学びと成長に必要不可欠なことであり
多くの新人コンサルタントが難しさを感じるポイントです。
2.本質的な課題を見極めること
「1.質問すること」の冒頭で経営コンサルタントが習得すべきことについて触れましたが
それらを活かしてクライアントの課題を解決する際にも難しさがあります。
新人のうちは、教わったことを活用したいという想いや経験不足から
「課題A」には「解決策B」と機械的に当てはめて考えてしまう傾向があるためです。
しかし、それではクライアントが抱える課題を根本的に解決することはできません。
課題解決の例として知られる「エレベーターホール問題」をご存知でしょうか。
エレベーターの待ち時間が長いというクレームに対して、どのような対策を講じるかを考える問題です。
エレベーターを増築する、最新式の速いエレベーターに変更する、
隣のビルと渡り廊下で行き来できるようにする…
解決策として真っ先に思い浮かぶのは上記のような方法ではないかと思いますが、
実際には「エレベーターホールに鏡を設置する」ことで、クレームはなくなったそうです。
この問題において顕在化しているのは「エレベーターの待ち時間が長い」という課題ですが
「そもそもなぜ利用者が待ち時間を長く感じてしまうのか」に着目すれば、
何もないエレベーターホールでただエレベーターの到着を待っていると
実際の時間よりも長く感じてしまうから、という本質が見えてきます。
課題の本質が「待ち時間に手持ち無沙汰になってしまうこと」ならば、
エレベーターの増築や改修という解決方法ではクレームはなくならなかったかもしれません。
コンサルティングにおいても、同様に課題の本質を的確にとらえることが大切です。
今目の前にある課題に対して「なぜそのような課題が生じているのか」「なぜ解決したいのか」
「解決した先にどのようなゴールを求めているのか」を追究することで、価値ある提案を行うことができます。
と、頭では理解していても、実践することは容易ではありません。
私の場合は、常に一歩立ち止まって考える癖をつけたり
思考のフレームワークに落とし込んだりすることで訓練しています。
今回は業界未経験の新人コンサルタントが直面しやすい壁をご紹介しましたが
これは仕事の難しさであると同時に、クレドメディカルで経験できること・身につけられる力でもあります。
やりがいのある仕事や成長に繋がる経験を求める方には最適な環境だと思いますので、
興味を持ってくださった方はぜひご応募ください。
今回の記事が皆様の転職活動の助けになり、
その結果、クレドメディカルを選んでいただくことができれば幸いです。
納得のいく転職ができるよう、頑張ってください!